皆さん、こんにちは。 金型担当の小松崎です。
プラスチックの成形では、密閉した金型に材料を流し込むのですが、高温で溶かすため、その時にガスが発生します。
そのままでは発生したガスの逃げ場が無いので、その対策としてガスが逃げる隙間、ガス(エア)ベントを設けています。
また、長い間保管されていた金型だと、防錆剤の油分に埃などが付着して固まっていたり、製品部では無い部分に錆が出てしまう事もあります。
そのため、ある程度成形した金型や、久々に成形するような金型はバラして、入駒やエジェクタピンなどをひとつひとつ金型洗浄剤を吹きかけ、掃除をします。
それでもガスが表面に付着し取れない時は金型洗浄機の出番です。
この洗浄機に専用の液体を入れ、スイッチを押すと見事にきれいになります。
でも、錆が浮いたところは洗浄機では落ちません。
錆の部分は目の細かいペーパーヤスリなどを使い落としていきます。
そして、この作業をすると手がすごく汚れます。
爪の中や、指紋の隙間、そしてアカギレの、ガサガサになったところに入った汚れが、なかなかおちません。
それに、この洗浄剤がアカギレのところに沁みるんです。
涙が出そうです。 ちょっとだけ出ました。
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