こんにちは、主に熱硬化性の成形を担当している相澤です。

　熱硬化性樹脂成形で使用している油圧の成形機は熱可塑性成形の電動機と違い射出にかかっている時間を示すものがありません。

　圧力計や材料を押し込むプランジャの動き、バリの出具合である程度わかる場合もありますが、極端に材料が流れている、または流れていないとわかりづらいことが多いです。

　数値化されているわけではないので、目安になるものが無いとどうしても感覚頼りになってしまします。

　感覚に頼ると成形担当者が代わらない場合でも誤差が発生しやすく、成形担当者が代わる場合は伝達するのも難しくなってしまいます。

　そこで、成形品の状態が良いときにストップウォッチを使って射出に何秒かかっているかを見るようにしています。　

　ストップウォッチなので、押すタイミングやプランジャの動きがゆっくりでいつ射出が止まったのかわかりづらい製品の場合、誤差が出てしまいますが、良品を生産するための成形条件が変化してしまったとき、継続した良品生産をするための一つの目安として役立てています。

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